フリード(GB5)に社外カーナビを自分で取り付ける方法
フリード(GB5)に社外カーナビを自分で取り付ける方法を紹介します。(GB6、GB7、GB8も基本的に同じ方法です。)
素人が我流でやっているので所々に突っ込みどころがあるかもしれませんが、そこは温かい目で見守ってください(*_*;
取付については自己判断、自己責任でお願いしますが、できるだけ初心者の方にもわかるように説明します。
なお、オプションでナビ装着車スペシャルパッケージを付けていることが前提となりますのでご注意ください。
また、サイドカーテンエアバッグをオプションで付けた場合は難易度と危険度が高いですので必要に応じてディーラーなどと相談してください。
■目次
準備するもの
カーナビ本体
取付キット
取付金具
リアカメラ接続アダプター
TVアンテナ変換コード
内張りはがし
検電テスター
養生テープ
その他、工具類
パネルの外し方
センターパネルの外し方
ドライバーミドルパネルの外し方
フロントピラーの外し方(サイドカーテンエアバッグ非装着車)
メーターの外し方
準備するもの
カーナビ本体
カーナビ本体は2DIN(幅180mm)のサイズであれば比較的簡単に取り付け可能です。
今回、私が実際に取り付けたのはパナソニックのカーナビCN-RX02Dです。
なお、このナビはブルーレイやHDMI入出力などを搭載したハイスペックモデルですが型落ちのため、ネットで激安で購入できました。
パナソニックを含め、多くのメーカーが毎年10月ごろに新モデルを発売するため
特に最新機種などのこだわりがなければ秋ごろが狙い目です。
ただし、最新機種ではないため、地図は若干古くなります。
パナソニック(Panasonic) ストラーダ/Strada CN-RX03D オーディオ一体型カーナビ 7V型 ブルーレイ/地デジ/ワンセグ無料地図更新付き | ||||
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取付キット
私が取り付けた時点ではフリード専用ものが発売されていなかったため、オデッセイやインサイトなどの純正取付キットを代用しました。
オーディオ取付キット NK-H400DE | ||||
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取付金具
取付金具は純正品が既に発売されていました。この金具を使ってナビを車に固定します。
honda ホンダ freed フリード 取付アタッチメント [2016.9〜次モデル][ 08B40-TDK-U00A ] | ||||
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なお、エーモン工業から取付キットと取付金具がセットになったフリード専用キットが発売されましたので、これを使うことも可能です。
エーモン(amon) AODEA(オーディア)オーディオ・ナビゲーション取付キット ホンダ フリード/フリード+(平成28年9月~) H-2563 | ||||
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ただし、GPSアンテナをメーターの裏に隠して取り付けることができるブラケットが入っていません。
GPSアンテナを隠して見た目をすっきりさせたい方は取付キットNK-H400DEと取付金具08B40-TDK-U00Aを注文したほうが良いでしょう。
リアカメラ接続アダプター
ナビ装着車スペシャルパッケージで付属する純正のリアカメラを使って、バックで駐車する際に後方の映像をカーナビに映したいのであれば、こちらが必要になります。
逆に、この機能が必要なければ買う必要はありません。
データシステム ( Data System ) リアカメラ接続アダプター (ノーマルビュー固定モデル) RCA013H | ||||
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なお、この上位機種である RCA018Hも取り付け可能です。
データシステム ( Data System ) リアカメラ接続アダプター ホンダ RCA018H | ||||
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RCA013HとRCA018Hの違いはRCA018Hの方が値段が高い分、
通常の映像に加え、後方を180度見渡せるワイドビュー、
車の真上から見たようなトップダウンビューに切り替えることができます。
なお、私の場合は、切り替えボタンの配線が面倒だったことに加え、
通常の映像で十分だったので価格の安いRCA013Hにしました。
頻度などに合わせてお好みでどうぞ。
TVアンテナ変換コード
こちらが必要になるのは、地デジ対応ナビで地デジを観る際に、
ナビに付属しているアンテナシールを使わずに
フリードの車体に埋め込まれた地デジアンテナを利用する場合です。
アンテナシールが不要になるので、配線が楽になり、見た目もすっきりします。
私はパナソニックのナビなのでEVC-6003PEを使用しました。
ENDY(エンディー) 地デジ用TVアンテナ変換コード パナソニック・富士通テン用 EVC-6003PE | ||||
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なお、ナビがパイオニアの場合はEVC-6001PI、ケンウッドの場合はEVC-6002KWが対応します。
内張りはがし
配線するために車のあらゆるところを外すのに使用します。
マイナスドライバー等でも代用できますが、この内張はがしがあったほうが作業効率が良く、車も傷がつきにくいです。
値段も安いので用意しておくとよいでしょう。
【Bas】内張りはがし 内張りはがしセット 内張り剥がし 4本セット LED交換やスピーカー交換必須アイテム カーオーディオ専門店ご愛用品 BasオリジナルTool Basオリジナルハードパッケージ入 (901 ) | ||||
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検電テスター
配線する際、どこに電気が通っているか調べるときに使います。
これがないと、どこに電気が流れるか、どのタイミングで電気が流れるか等がわからないので配線に苦労します。
安いもので十分ですので用意しましょう。
検電テスター 通電時にランプが光る as1320 | ||||
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養生テープ
取り付けている際に車が傷つかないよう保護するために使用します。マスキングテープでも良いです。
その他、工具類
・プラスドライバー
・電工ペンチ(なければニッパーでも可)
・カッターナイフ
・ラジオペンチ
・ビニールテープ
・はさみ
パネルの外し方
センターパネルの外し方
説明書にはこのように書かれています。
まずは養生テープで傷がつきそうな箇所を保護しましょう。
内張りはがしを使って下の方のクリップから順に外していきます。
水平の手前側(自分がいる側)に向かって引っ張ってやるとクリップが外れます。
このとき、勇気を出して思い切ってやることが重要です。
内張りはがしを使って2〜3個クリップが外れたら、隙間に手を入れて引っ張ってやれば他のクリップも外れます。
クリップを外し終えたら、ハザードランプボタンの裏側に繋がっているカプラーを外します。
このカプラーは上側に爪があるので、爪を押さえながら引っ張ると外すことができます。
無事センターパネルが外れると、この様になります。
後々のために下部にあるボルト2本も外しておきましょう。
ドライバーミドルパネルの外し方
説明書には次のように書かれています。
まず、養生テープでまわりを保護します。また、ハンドルの位置を手前下側にしておくと作業がしやすいです。
準備ができたら、内張りはがしを使ってクリップを外します。
ある程度外れてきたら隙間に手を入れて手前に引っ張ればクリップがすべて外れます。
電源ボタンとTRIPボタンの裏側にあるカプラーを外してやれば無事ドライバーミドルパネルが外れます。
フロントピラーの外し方(サイドカーテンエアバッグ非装着車)
まずはドアオープニングシールを外します。ゴムで挟んであるだけなので引っ張るだけで簡単に外せます。
次にフロントピラーを外します。素手で助手席側に向かって引っ張ればクリップが外れます。
なお、素手だと手が傷つくので軍手などをすると良いです。
私はここで出血しました( ;∀;)
クリップが外れたらピラーを上に引っ張れば外れます。
メーターの外し方
この作業はメーター裏にGPSアンテナを隠したい場合に必要です。
また、ホンダ純正取付金具 08B40-TDK-U00Aに含まれているブラケットが必要になりますのでご注意ください。
まずはメーターバイザーを取り外します。素手で手前に引っ張れば外れます。勢いが大切です。
次にメーターロアバイザーを外します。
これも素手で外せます。左端にある隙間に手を入れて勢いで外しましょう。
最後にメーターを外します。
まず、3か所をネジをドライバーで外します。続いて、素手で手前に引っ張ってクリップは外します。
最後に、裏側にあるカプラーを外せば無事メーターが外れます。
取付方法
GPSアンテナの取付方法
メーター裏に隠して取り付ける方法です。取付金具08B40-TDK-U00Aに同梱されているブラケットを使用します。
まず、ブラケットに、同梱されているウレタンテープをハサミで切って貼り付けます。
一応、ケーブルにもウレタンテープを巻き付けて保護します。
次にGPSアンテナをブラケットに取り付けます。そして、ブラケットをメーター裏にネジで固定します。
配線は右側から回り込ませました。左側からは難易度が高いです。
通り道としては、メーター裏→フロントピラー下側の隙間→ドライバーミドルパネル裏側の隙間→ナビ取付口にしました。
ナビ本体の取付方法
まずは、ナビ本体に同梱されているケーブルと取付キットとリアカメラ接続アダプターをつなぎます。
ナビ本体や取付キット等のそれぞれの説明書に線の役割が掛かれています。
役割の一致した線同士をひたすら繋ぎます。
基本的に同じ色の線のギボシ端子のオスとメスをつなげていくことになります。
後々に外れることがないようにしっかりとつなぎましょう。
次に、ナビ本体をセンターパネルに取り付けます。
手始めに、取付キットに同梱されているパネルにスポンジテープを巻き付け、センターパネルの前側からはめ込みます。
センターパネル下部にあるフタを内張りはがしを使って取り外しておきます。
純正取付金具をセンターパネルに固定します。
センターパネルにナビを固定します。
センターパネルにナビが取付けられるとこんな感じになります。
次に、車側での配線を行います。
まず、リアカメラを使う方限定の話ですが、シフトレバーをバックに入れた際に、ナビ画面が切り替わるようにリバース信号を取り出す必要があります。
リバース信号はこのカプラーから取り出せます。
信号は検電テスターを使って調べられます。エンジンを起動した状態でシフトレバーをバックに入れれば検電テスターが反応します。
カプラーの紫色の線にリバース信号が来ますので、カッターナイフで銅線のビニールを剥きます。
カーナビに同梱されていた銅線を加工して、写真のように繋げ、ビニールテープでしっかりと絶縁します。
念のため、この状態で検電テスターを使ってバック信号が取り出せたか確認するとよいでしょう。
それでは、いよいよ接続を始めます。同じ形のカプラー同士をつなげていきます。
カプラーがつなげ終わったら、アースを接続します。
アースは車の金属部分であればどこに固定しても構いません。
アースというと、家電の感電防止を思い浮かべる方がいますが、車のアースの目的は全く異なります。
車のアースはマイナス端子のことです。
車のバッテリーのプラス極からの電気を、アース接続によって車体を使ってバッテリーのマイナス極に電気を送ることに使います。
ですので、車のアース接続は絶対にやらないとナビが動きません。
ちなみに、サイドブレーキコードをアース接続してやると車が動いている際にもナビの画面が操作できたりTV映像が映るようになります。
ただし、運転中に操作したりTVを観ることは危険ですので絶対におやめください。
あくまでも助手席の人に操作してもらうための機能として使用ください。
アース接続が終わったら、念のため端子の金属部分がむき出しになっているものがないか確認しましょう。
むき出しになっている端子が車体の金属部分に触れるとショートして壊れてしまいます。
配線に間違いがなければキャップやビニールテープ等でしっかりと絶縁しましょう。
次はいよいよナビ本体に接続していきます。
カプラー、GPSアンテナ等のほか、必要に応じて地デジアンテナ、ラジオアンテナ、ハンズフリーマイク、HDMIなどを接続していきます。
接続が終わったら、念のため完全にはめ込む前に動作確認しましょう。
完全に固定してから動作不良がわかると心がポッキリと折れます。
無事動きましたヾ(≧▽≦)ノ
ここまでできれば、あとは固定していくだけです。
まずは、取り外したメーター、フロントピラー、ドライバーミドルパネルを元に戻します。
そして、ナビが付いたセンターパネルを、元の場所にはめ込みます。
配線類が邪魔でうまく収まらないかもしれませんが、空きスペースに余分なコードを押し込むなどして収納しましょう。
収まったら、センターパネルの下の部分からネジで固定します。
最後にセンターパネルの下側のフタをすれば完成です。
お疲れさまでした!