新型フリードはハイブリッドタイプ(GB7、GB8)とガソリンタイプ(GB5、GB6)のどちらがお得?
フリードにはガソリンタイプ(GB5、GB6)とハイブリッドタイプ(GB7、GB8)が用意されています。
どちらにするか迷われている方も多いのではないでしょうか。
でも、単純に燃費がいいからという理由だけでハイブリッドタイプを選ぶ方は注意が必要です。
しっかりと事前にどれくらい使用するか想定しておかないと、実は大きく損をしてしまいます。
燃費だけでなく、車体価格、減税額、将来的に売却したときの価格など、長い目で見たトータルコストで考えるようにしましょう。
車体価格
まず、車体価格を比較してみましょう。
できるだけ同じ条件で比較するために、標準装備が同等でオプションがついていない「タイプB」で比べます。
ハイブリッド 2,256,000円
ガソリン 1,880,000円
つまり、車体価格だけで言えばガソリンタイプが376,000円お得です。
自動車取得税、重量税
続いて自動車を購入する際に必ず掛かる税金として、自動車取得税と重量税を比較します。
(なお、自動車税についてはハイブリッドとガソリン車で差がないので除外します)
タイプ |
取得税 (エコカー減税後) |
重量税 (エコカー減税後) |
合計 |
---|---|---|---|
ハイブリッド | 0円 |
0円 |
0円 |
ガソリン | 18,700円 |
11,200円 |
29,900円 |
ガソリンタイプもエコカー減税によって通常よりも安くなりますが、ハイブリッドの方がエコカー減税を最大に受けることができます。
よって、ハイブリッドのほうが29,900円お得です。
自動車保険料
自動車保険について比べてみましょう。
フリードハイブリッド(GB7、GB8)は保険会社によってはエコカー割引などが受けられます。
割引額は保険会社によって異なりますが大体1,000円〜5,000円程度です。
ガソリンタイプは残念ながらこれらの割引は受けることができません。
よってハイブリッドの方が年間あたり数千円お得ということになります。
しかし、忘れていけないのは、フリードハイブリッドの方が車両価格が高いため
車両保険を掛けた場合は保険料が高くなるということです。
結局のところ、トータルで考えるとプラスマイナスゼロくらいになるでしょう。
ただし、保険会社や条件によって結果が異なります。
詳しく知りたい方、自動車保険料を少しでも安くしたい方は自動車保険一括見積などによって調べることを強くお勧めします。
売却価格
将来的に売却した際の価格を比較してみましょう。
当然の結果ですが、ハイブリッドのほう本体価格が高い分、売却価格は高くなります。
売却相場は、その時の流行や在庫等によって日々変化しておりますので将来的にも同じ結果になるとは言えません。
しかし、現時点で言えばハイブリッドの方が15万円前後は高く売却できます。
燃費
燃費について比較してみましょう。
JC08モード燃費はハイブリッドが27.2km/L、ガソリンタイプが19.0km/Lになります。
ガソリン価格が130円/Lの場合、1kmあたりの走行単価の計算式は次のようになります。
ハイブリッド 130円/L ÷ 27.2km/L = 4.78円/km
ガソリン 130円/L ÷ 19.0km/L = 6.84円/km
つまり、ハイブリッドは1km走行する毎に、2.06円お得ということになります。
総評
これまでの結果、車体価格、税金、売却価格を考えると、ハイブリッドのほうが196,100円高くなります。
ハイブリッドのほうが得になるのは、この196,100円分を燃費によって回収する必要があります。
そして、回収に必要な走行距離は次の計算式の通りです。
196,100円 ÷ 2.06円/km = 95,194km
つまり、あなたが車を購入して売却するまでに95,194km以上走行するのであればハイブリッドの方が得ですし、
95,194km未満であればガソリンタイプのほうが得になります。
ちなみに私の場合、車は買い物程度でしか使わず、95,194kmも走行することはないためガソリンタイプを選びました。
あなたの場合はいかがでしょうか。