フリード(GB5)にドライブレコーダーを自力で取り付ける方法

ドライブレコーダーの取付方法

フリード(GB5)にドライブレコーダーを自力で取り付ける方法を紹介します。(GB6、GB7、GB8も基本的に同じ方法です。)

 

ドライブレコーダーはカーナビの取付に比べると簡単です。

 

特に、電源をシガーソケットから取り、配線を隠さないのであれば単純につなぐだけなので小学生でもできる位のレベルです。

 

でも、ここでは折角ですので電源をヒューズボックスから取り、配線を隠す方法を紹介したいと思います。

 

ただし、サイドカーテンエアバッグをオプションで付けた場合は難易度と危険度が高いですので必要に応じてディーラーなどと相談してください。

 

 

 

準備するもの

ドライブレコーダー本体

 

ドライブレコーダーは昔に比べてかなり普及し、色々な種類が発売されています。

 

今回取り付けたのはケンウッドのDRV-320です。
ドライブレコーダー本体

 

このDRV-320は値段の割に、フルハイビジョン録画、GPS、Gセンサーなどの必要な機能はほとんどついていてコスパが高いので私も気に入っています。

 

ちなみにDRV-320の他にDRV-325という機種も出ていますが違いは付属のマイクロSDカードの容量が違うだけです。

 

付属SDカードの容量はDRV-320が8GB、DRV-325が32GBですが、DRV-325の方が2,000円程高いです。

 

2,000円あれば新たな32GBのマイクロSDカードを買っても十分なお釣りが来ますので絶対にDRV-320の方がお得です。

 

ケンウッド(KENWOOD) スタンダード ドライブレコーダー DRV-320
by カエレバ

 

フリータイプヒューズ電源(背低)

 

ヒューズボックスから電源を取り出す際に使用します。
ヒューズソケット

 

エーモン(amon) フリータイプヒューズ電源(低背) 2837
by カエレバ

 

電源ソケット

 

ヒューズボックスから取り出した電源をソケットに変換します。

 

ドライブレコーダーしか取り付ける予定がなければ1個口の電源ソケットでも問題ありませんが、

 

私は将来的にドライブレコーダー以外にも電源が欲しいと考えたので3連タイプにしました。
3連電源ソケット

 

ENDY(エンディー) 3連電源ソケットケーブル 1m EAC-4010
by カエレバ

 

検電テスター

 

これがないと、どこに電気が流れているか、どのタイミングで電気が流れているか等がわかりません。

 

安いもので十分ですので絶対に用意しましょう。
検電テスター

 

検電テスター 通電時にランプが光る as1320
by カエレバ

 

その他、工具類

・ラジオペンチ
・結束バンド

 

パネルの外し方

ドライバーロアカバーの外し方

 

ヒューズボックスから電源を取り出したり配線をするとき、ドライバーロアカバーを外した方が作業しやすいです。

 

ドライバーロアカバー

 

カバーの左端を持って手前に引っ張りクリップを外します。
ドライバーロアカバーの外し方

 

同様に右側も手前に引っ張ってクリップを外します。

 

全てのクリップを外したら、カバー裏側につながっているETCやスライドドアなどのカプラーをすべて外せば取り外し完了です。
ドライバーロアカバー裏側

 

フロントピラーの外し方(サイドカーテンエアバッグ非装着車)

 

サイドピラーの外し方説明書

 

まずはドアオープニングシールを外します。ゴムで挟んであるだけなので引っ張るだけで簡単に外せます。
ドアオープニングシールの外し方

 

次にフロントピラーを外します。素手で助手席側に向かって引っ張ればクリップが外れます。

 

なお、素手だと手が傷つくので軍手などをすると良いです。
フロントピラーの外し方

 

クリップが外れたらピラーを上に引っ張れば外れます。
フロントピラーを外した後

 

 

ヒューズボックスから電源を取り出す方法

ACC電源と常時電源

まずはどのヒューズから電源を取るか考えましょう。

 

電源は大まかに分けると、ACC電源と常時電源の2種類があります。

 

 

常時電源…ルームランプのようにエンジン等が掛かっていなくても電気が流れるもの

 

ACC電源…キーをACCもしくはエンジンを掛けると電気が流れるもの

 

 

ドライブレコーダーで電源を考える場合、運転中の映像を記録するだけれあればACC電源で十分です。

 

内蔵バッテリーがついているものもあり、電源を切った後でも30分程度は録画できるものもあります。

 

しかし、例えばキーがない状態で駐車場で長時間の監視などに使いたい場合、常時電源から電源を取る必要があります。

 

ただし、常時電源だけから電源を取るとバッテリー上がりの原因になってしまいますので、通常はバッテリー上がり防止ケーブルを使うことになります。

 

ケンウッドのドライブレコーダーの場合はCA-DR150が対応します。

 

なお、私の場合は駐車監視をそれほど重要視していなかったのでACC電源から電源をとりました。

 

取り出すヒューズを選ぶ

次に電源を取り出すヒューズを決めましょう。

 

ヒューズのそれぞれの役割は説明書に書かれています。

 

ヒューズボックスA

 

どのヒューズが正解というのは特にありませんが、万一、ヒューズが飛んだとしても影響が少ないものの中から選びましょう。

 

(例えばフロントアクセサリーソケット、ACC、ウォッシャーなど)

 

また、ヒューズの容量オーバーにも一応気を付けましょう。

 

ドライブレコーダーの電流は多くても1アンペア程度なので大したことはありません。

 

しかし、他につなげるものを含め、ヒューズの容量を超える電気を一度に使ってしまえばヒューズが切れてしまいます。

 

 

ヒューズボックスの場所及びそれぞれのヒューズの位置については、運転席のアッパーボックスの中にある紙に書かれています。

 

ヒューズボックス位置

 

ヒューズボックスから電源を取り出す方法

選んだヒューズについて、検電テスターでも一応確認しましょう。

 

検電テスターのマイナス側はボディーの金属部分であればどこでも良いのでにつなげます。
検電テスターマイナス側

 

検電テスターのプラス側の針をヒューズの金属部分に当てます。

 

常時電源のヒューズはエンジンがかかっていなくても反応しますが、ACC電源の場合、ACCモードもしくはエンジンをかけているときだけ反応します。
検電テスター

 

私の場合はBの36 フロントアクセサリーソケットのヒューズから電源を取り出しました。

 

検電テスターによりACC電源だということがわかります。

 

ラジオペンチでBの36の位置にあるヒューズを引き抜きます。
ヒューズ引き抜き

 

ヒューズを抜いた場所について、再び検電テスターを使って調べます。

 

Bの36については差し込み口の左側の金属端子から電気が流れてきていたことがわかりました。
ヒューズ電源の向き

 

フリータイプヒューズ電源(背低)に先ほど引き抜いたヒューズをはめ込みます。
フリータイプヒューズ電源(背低)にヒューズを差す

 

そして、引き抜いたヒューズの差込口にフリータイプヒューズ電源(背低)を差し込みます。
フリータイプヒューズ電源(背低)を差す

 

このとき、差し込む向きに注意しましょう。

 

差込口の電気が来ている側に配線が繋がっている側が来るようにします。

 

これでヒューズから電源が取り出せました。

 

 

 

なお、この後、さらに電源を使いやすくするために3連ソケットをつなげ、結束バンドで固定しました。
3連ソケット

 

ドライブレコーダー本体の取付方法

ドライブレコーダーの本体をフロントガラスに貼り付けます。

 

貼り付ける位置は国土交通省によって基準が定められています。
(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第 39 条第3項)

 

これを解釈すると、「フロントガラスの上端から20%の範囲」もしくは「ルームミラーの裏側」ということになります。

 

私の場合、ドライブレコーダーを見ながら運転することはないのでルームミラーの裏側に付けました。

 

フロントガラスをキレイに拭いてから貼り付けましょう。
ドライブレコーダー取り付け位置

 

 

配線の仕方

 

まず、ヒューズボックスから取り出した電源ソケットにドライブレコーダーのソケットプラグを差し込みます。

 

そして、ソケットプラグの線の先端部分をフロントピラーの下のすき間から引っ張り出します。
ピラー部分の配線方法

 

引っ張り出した線は結束バンドでフロントピラーにある他の線などと一緒に束ねておくと良いです。

 

 

次に天井部分の配線の隠し方です。

 

これは単純に天井部分に線を押し込んでやるだけです。
天井部分の配線

 

 

これが終わると、あとは余分な配線を結束バンドなどで束ね、取り外したパネルを元に戻すだけです。

 

無事、取付られるとこのような感じです。
取付完了

 

お疲れさまでした。